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あなたのすきなところ100こ言わせて

関ジャニ∞さんがすきです/安田担/24歳

はじめてのジャニーズ(2)

  
  5月。GWに入り、わたしは大学の友人たちと会った。卒業後約一年の期間を経て久しぶりに再会したメンツにテンションもあがり、話は盛り上がる。一次会二次会とビールが進み、浮かれポンチでホテルへと帰還。ホテル宿泊組は4人、それぞれのベッドに寝転んだ。
 その日はちょうど土曜日であった。ドS刑事の放送日であったが、酔が回った頭がそれを思い出したのは23時。「あ〜ドS刑事忘れてた〜大倉くん〜」とがっくりうなだれた。すると、その時一人の友人が、「ねえねえ♡一緒に見よー♡」とわたしのベッドにダイブしてきた。一体何なんだと顔を上げるとiPhoneの画面で再生されているのはどうやら男性アイドルのライブの光景であった。

「だれ?」
 「関ジャニ∞だよー♡」
「え、大倉くんもいる?」
「うんうん!これだよ」

  正直言うと全く興味がなかった。だって、わたしの今夢中な人が大倉くんなのは間違いないのだけれど、それはなにかのドラマに出てる大倉くをであって、別に関ジャニ∞の大倉くんには興味無い…ブツブツ。などと言いながらも大倉くんの甘いルックスに目が離せなくなっていく。彼が歌い踊る姿から目が離せない。だが、アルコールのせいで眠気が尋常ではなく、わたしは、半分寝ながら「やっべえ…大倉くんめっちゃかっこいい…zzz」と呟いていた。そんなわたしを友人はなかなか寝かせなかった。 「寝ないで〜!わたしのヤスみて〜!」  「起きてるよ…起きてる…えっ…」

  半年以上が経った今、その時のことを思い返すと、あれは十祭のいろは節だった。トロッコの上でキラキラスマイルをばら撒き、ハッピーオーラ全開で客席に手を振る、青いハッピを着た彼。わたしは完全に目が覚めた。そして「これもみて〜!」と、半ば強引に見せられたキンキの硝子の少年を歌い、エロい顔をした後舌をペロッと出した彼(表現力のなさ)にトドメをさされたのだ。頭の中を電流が駆け巡る。心臓がばくばくと鳴り出す。

 完全に一目惚れだった。

「だれ…これなんていう人?」
「ヤスだよ。安田章大くん」





  関ジャニ∞というグループを、わたしその時までよく知らなかった。ズッコケ男道を歌う人たちだというのは知っていた。8人いたけどある日7人になったこともうっすら知っていた。


  錦戸くんはめっちゃ俳優業してるイケメンだけどこわいひと。
村上くんは夜ふかしにでてるむっちゃおもしろいひと。
横山くんは顔がめっちゃ綺麗なひと。
丸山くんは大学時代好きだった人にちょっと似てるぬーべーのひと。
名前知らないけどなんかオッサンみたいなひと。(すばるくんのこと) 
大倉くんはまじで顔がタイプなひと。
 
  メンバーが7人いることは知っていたくせに、わたしはそれまで上記6人のことしか関ジャニ∞のメンバーとして知らなかった。その、全く前知識がなく名前も知らなかった安田章大さんに、わたしは一目惚れしてしまったのだ。わたしの人生はこの出会いによって大きく変わったと言える。

  元々わたしは二次元を好んでいた生き物だ。この10年間は漫画やアニメの登場人物を勝手にくっつけて勝手に妄想したりニヤニヤしたり泣いたりするのを生業にしていた。俗に言う腐女子だ。去年の冬も、寒空の下、わざわざ田舎から東京のイベントに足を運び嬉嬉として薄い本を大量購入していたというのに、その数ヶ月には全く別の世界、つまり三次元のイケメンにハマってしまったのは、ほんとうに人生の転機である。しかし腐女子だからこそこの世界にハマってしまったんだろうなとも思わざるを得ない。だって、『安田』で検索したら『安田 大倉 エピソード』が関連でヒットして、湯水のように大量のカワイイエピソード出てくるこのネット社会がどう考えても悪い!!(むせび泣きながら)

 とにもかくにも、大倉くんによってジャニーズ沼の淵に立たされたわたしは、安田くんによって沼に引きずり込まれた。それは、なおも底が見えない、沼である。